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「相棒」
水谷豊氏主演の「相棒」、実は数年前から結構観ています。
シャーロック・ホームズ以来の伝統的なキャラクター配置に加え、コロンボ的な展開・解決パターン、そして日本的な警察・刑事者物の要素をと様々に盛り込んでおり、伝統的な成功例の足し算で作って、更に成功させたケースとも言えそうな気がしますね。
初回が2000年という事で、既に12年、連続ドラマとして既に10シーズン目という長寿番組になっております。
その中で大胆な(ホームズに例えるとワトソンが別の人物になってしまう様な)キャストの変更などもあり、その存続を危ぶむ声もありましたが、見事に問題をクリアして続いております。
こうした大胆な変更が可能なのも安定感があっての事でしょう。
振り返ってみると、このコンテンツも、最初は土曜ワイド劇場での単発ドラマから始まっており、その当時はおそらくここまで続いたりするとは誰も想像も期待もしなかったんじゃないかと思うんですよね…。
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尚、先日、宮部みゆき氏原作の「火車」のテレビドラマ版を観ました。
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ストーリーは、成りすまし殺人の容疑者を追っていくという刑事物のミステリで、寺脇康文氏が主人公の刑事の相棒役で出ていたせいか、脳内でどこか「相棒」に変換されてしまい、水谷豊氏演じる杉下右京ならこういう言い回しだろうな、などとうっかり想像・比較しつつ観てしまうという…。
大きなタイトルの影響という物を肌で感じる次第でもありました。
まあこれは観る側の問題ですけど、類似点や共通点の類が少しでもあると、どうしても比較してしまうという事でしょうね。
仮に一本の作品として作る事に成功したとしても、それを世に出した時点でそういった影響や力学を、どうしても受けてしまう…。
う
つまり、「一本の作品として完結し存在する」(絶対)という事と、「多数の作品の中にその一つが在る」(相対)という事について、それぞれ別の事として考えざる得ない。
特に、その規模に関わらず商業的に作品を世に出すという事は、その事について意識的に成らざる得ない、と再三認識し、肝に銘じた次第です。
多分、作家の仕事が前者で、プロデューサーの仕事が後者なのかも、とも思います…。
同時に一人二役が困難な理由もそこなのだろう、とも。
二倍働ける超人以外がモノを世に送り出すには、ワトソンでもホームズでも、着眼点が異なる「相棒」が必要になのかも知れませんね。



